※GOUP会長 稲葉 茂 (SHIGERU)
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格闘技は階級スポーツなので格闘家には減量が付き物になります。
試合前日または当日に計量があり、格闘家のほとんどは契約体重にほぼ誤差なく体重を落とします。
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一般の方からしたら、何故契約体重にほぼ誤差なく体重を落とすことが出来るのかって不思議だと思いませんか?
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※ここからの内容は、格闘家の一般的な減量方法であって、人それぞれやり方は違います。また、体質によって向き不向きもございます。
※ダイエット方法ではなく格闘家の減量方法なので一般の方が真似をすると体調を崩したりする可能性がありますので絶対にオススメしません。
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【格闘家の計量とは】
そもそも何故体重を落とすのか。
答えは簡単です。少しでも体格差を有利にするため。
骨格は人によって様々です。少しでも体格差で有利にするために減量をするんです。
身体が大きければ減量は辛いですが計量を通過すれば、試合時にはフィジカルやリーチ差で有利になっていきます。
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まず、格闘家の減量方法は一般の方のダイエット法ではなく、計量を通過するための減量方法であり、計量を通過してしまえば何キロでも増やしていいんです。要するにリバウンドさせます。
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なので試合当日に増える人は5、6キロ増えています。多い人は10キロ以上増える人もいます。これが格闘家の減量なんです。
※増えすぎたら試合に影響するので数キロまでに抑える人や増えるだけ増やす人など選手によって様々です。
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【何故、ほぼ誤差なく計量をクリア出来るのか】
先ず格闘家は、計量日から逆算して1ヶ月前に〇〇キロ、2週間で〇〇キロ、1週間で〇〇キロ、計量前日に〇〇キロといった「大体このくらいの期間でこのくらい落ちるだろう」と計算した上で体重を徐々に落としていきます。
このように計画的に落としていく為、ほぼ誤差がなく計量を通過することが出来ます。
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【計量1ヶ月前〜2ヶ月前】
格闘家の一般的な減量方法は、試合日から1ヶ月~2ヶ月前に「糖質」と「脂質」をカットして、カロリー制限から始まります。
糖質=甘い物というイメージですが、それも含めて「お米」「パスタ」「パン」などの炭水化物も含みます。要するに糖質制限になります。
※CMで某有名なパーソナルトレーニングジムで行なっている食事管理も糖質制限になります。
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【食事内容】
基本は野菜とお肉です。
サラダにしたり、鍋にしたり、この食生活をしながらハードなトレーニングやランニングなどしていくと1ヶ月で4〜5キロ程落ちていきます。
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【計量1週間前】
計量1週間前くらいになると「塩分制限」を始めます。
※塩分制限は格闘家でもやる人、やらない人がいます。
塩分は水分を蓄える働きがありその為、塩分を取りすぎると体重が増えていきますので増えないように塩抜き期間を設けます。これで1~2キロは落ちていきます。
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【食事内容】
味気のないものを中心に食べていくので食事に楽しみを感じる事は、ほぼ無いと思います。市販の物は塩分や糖分が入っているため少しでも美味しく食べたい場合は、自家製がほとんどになります。
自家製の無塩のピクルスを作ったり、自家製のバルサミコ酢で作った無塩のドレッシング作ってサラダにかけたりして食べたりと手間もかかります。
少しでも美味しく食べれるように手間をかけても正直、美味しくはないです。
マシになる程度です。
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【計量当日〜3日前】
そして計量日までの3日は「水分調整」期間に入ります。
大体1~2キロ、多い人では10キロ近く落とすという話も聞いたことがあります。
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【水分調整とは】
重さがない物を食べることです。
例えば飲み物の100グラムとご飯の100グラムってお腹に入れば質量としては同じになります。でも飲み物の100グラムは、すぐに無くなります。
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【食事内容】
ここからは、水分の変わりに「パン」や「カロリーメイト」など出来るだけ質量が軽くてカロリーがあるものを取ります。もちろん喉は乾きますが水分は取りません。そこは我慢です。
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計量前日から当日にかけてサウナスーツを着てランニングをしたり、サウナに行ったり、ガムを噛んで唾液を出して唾を吐いたりする事で身体にある水分の重さを減らしていきます。もちろん、その間は水分は取りません。口の中はカピカピになります。
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最終段階は、計量直前まで何も食べず、何も飲まないので立ってるだけで精一杯のフラフラ状態になります。
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そうして、100グラム単位、10グラム単位、数グラム単位で体重を落としていき計量に望みます。
このような流れで徹底管理をすることで格闘家は契約体重にほぼ誤差無く計量をクリア出来るんです。
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凄く簡単にまとめると、格闘家の「減量」は「水を含んだスポンジを1回絞りきってからまた水を含ませる」という感じです。
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いかがだったでしょうか??
また、格闘技、格闘家に関連するブログを書いてみます。それでは。
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格闘家の減量方法をご紹介した内容でありダイエット方法では無いのでお間違いなく、もし行う場合は自己責任になります。
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